その51 デスクワーク症候群(上半身編)
皆さんは1日何時間座っているでしょうか。
長時間悪い姿勢で座っていると下の図のように、①首の前面が緩み、②後頭部から肩が緊張し、③背部下部が緩み、④胸部前面が緊張します。
上位交差症候群(Upper-Crossed Syndrome :UCS ): 座位での不適切な姿勢によって、筋緊
張のアンバランスが起こります。
その結果、
1)頭部の前方姿勢 anterior head carriage
2)巻き肩 rounded shoulder
3)猫背 hunchback
になり、頭痛、肩こり、肩関節の可動制限、腰痛などの原因になります。
デスクワーク中は腕が体の前にあり、体の前面の筋肉(大胸筋)が緊張して、体の背面の筋肉(僧帽筋、三角筋、広背筋)が弛緩しています。下の図のように僧帽筋、広背筋は背部の広範囲をカバーしており、頭痛、肩こり、腰痛に深く関係しています。
https://www.mcdavid.co.jp/sportmed_anatomy/shoulder/
通勤中の荷物も姿勢に影響します。ショルダーバッグ、リュックサック、手提げ鞄の順に姿勢に悪影響があると言われています。
また、筋トレで体幹前面の腹筋、大胸筋のみを鍛えていると、上記のような背部の筋肉が緩みっぱなしになり、ますます猫背を助長します。
UCSへの対策
①大胸筋周囲を拳で擦って柔らかくする。
②三角巾を反対の手で掴んで腕をゆっくり大きく回す。
③手を後ろで組んで後ろに強く引っ張る。頭を後ろに倒し、舌を前歯の前に差し込む。
上半身の血の巡りが良くなって、頭がスッキリしますので試してみてください。
最後になりますが、下記の図を参考にして正しい姿勢で仕事をすると、集中力が高まり、疲労感も少なくなりますので実践しましょう。
デスクワークで凝り固まった背中を鍛えよう!
頭を体の真上に置こう!
軽く胸を張ろう!
私は毎日最低7時間座って仕事をしています。1日30人前後の患者さんを診察しますが、毎回立って迎入れ、診療が終わってお見送りした後は、その都度体を伸ばしています。
以上です。
長時間悪い姿勢で座っていると下の図のように、①首の前面が緩み、②後頭部から肩が緊張し、③背部下部が緩み、④胸部前面が緊張します。
上位交差症候群(Upper-Crossed Syndrome :UCS ): 座位での不適切な姿勢によって、筋緊
張のアンバランスが起こります。
その結果、
1)頭部の前方姿勢 anterior head carriage
2)巻き肩 rounded shoulder
3)猫背 hunchback
になり、頭痛、肩こり、肩関節の可動制限、腰痛などの原因になります。
デスクワーク中は腕が体の前にあり、体の前面の筋肉(大胸筋)が緊張して、体の背面の筋肉(僧帽筋、三角筋、広背筋)が弛緩しています。下の図のように僧帽筋、広背筋は背部の広範囲をカバーしており、頭痛、肩こり、腰痛に深く関係しています。
https://www.mcdavid.co.jp/sportmed_anatomy/shoulder/
通勤中の荷物も姿勢に影響します。ショルダーバッグ、リュックサック、手提げ鞄の順に姿勢に悪影響があると言われています。
また、筋トレで体幹前面の腹筋、大胸筋のみを鍛えていると、上記のような背部の筋肉が緩みっぱなしになり、ますます猫背を助長します。
UCSへの対策
①大胸筋周囲を拳で擦って柔らかくする。
②三角巾を反対の手で掴んで腕をゆっくり大きく回す。
③手を後ろで組んで後ろに強く引っ張る。頭を後ろに倒し、舌を前歯の前に差し込む。
上半身の血の巡りが良くなって、頭がスッキリしますので試してみてください。
最後になりますが、下記の図を参考にして正しい姿勢で仕事をすると、集中力が高まり、疲労感も少なくなりますので実践しましょう。
デスクワークで凝り固まった背中を鍛えよう!
頭を体の真上に置こう!
軽く胸を張ろう!
私は毎日最低7時間座って仕事をしています。1日30人前後の患者さんを診察しますが、毎回立って迎入れ、診療が終わってお見送りした後は、その都度体を伸ばしています。
以上です。