その6 成人のワクチンについて
成人のワクチンについて
今年のインフルエンザの流行は早くも始まっており、千代田区内の小学校では10人単位で発生しています。
A型は抗原性の大きな違いからこれまで16種類のHAと9種類のNAが報告されており、その組み合わせによってH1N1?H16N9までの亜型に分類されます(144種類)。B型は2種類の亜型があります。他にC型、D型も発見されていますが、前者は病原性が弱く、後者はウシにしか感染しないので、ワクチンの対象にはなりませんw。
今年のワクチンはA型2種類(H1N1,H3N2)、B型2種類の抗原が含まれています。当院では4000円(税込み)ですが、自由価格なのでもっと安いところもあると思います。ワクチンは感染を防ぐというよりは、感染後の症状を軽くするものであり、最近は体温が36度台のインフルエンザの方が多く見られます。
そのほか成人に必要な予防接種は、
麻疹(はしか)
水痘(水ぼうそう、帯状疱疹と共通)
風疹
ムンプス(おたふく)
65歳以上では、
肺炎球菌ワクチン(5年おき)
があります。
麻疹、水痘、風疹、ムンプス(メジャー4)は、子供の頃にかかった人でも2?30年すると抗体価が下がってきます。
特に麻疹(麻疹)と水痘(2回目は帯状疱疹として発症する)は成人後にかかると大変重症化する場合が多く、特に子供と接触する機会のある方は、4種類の抗体価を調べてみることをお勧めします。血液検査で1週間ぐらいでわかります。
もし抗体が少ない場合はすぐにワクチン接種が必要です。
現在麻疹と風疹は混合ワクチン(MRワクチン)になりましたので、どちらか一方の抗体がない方でも両方のワクチンを打ちます。4種類全部抗体がない方は3本のワクチンを同時に打ちます。
値段はホームページをご参照ください(。
注射はいくつになっても嫌なものですが、病気になれば4-5日は辛い思いをします。ワクチンは医師が必要と認めれば同時に接種できます。
追記(2021-01-29)肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)は日本では5年おきに定期接種の案内が来ますが、接種は1度だけです。何度も打つ必要はありません。喘息や糖尿病などをお持ちの方は、それに加えて小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー13)を接種することをおすすめします。CDC | 厚労省ちらし(pdf)
以上です。
今年のインフルエンザの流行は早くも始まっており、千代田区内の小学校では10人単位で発生しています。
A型は抗原性の大きな違いからこれまで16種類のHAと9種類のNAが報告されており、その組み合わせによってH1N1?H16N9までの亜型に分類されます(144種類)。B型は2種類の亜型があります。他にC型、D型も発見されていますが、前者は病原性が弱く、後者はウシにしか感染しないので、ワクチンの対象にはなりませんw。
今年のワクチンはA型2種類(H1N1,H3N2)、B型2種類の抗原が含まれています。当院では4000円(税込み)ですが、自由価格なのでもっと安いところもあると思います。ワクチンは感染を防ぐというよりは、感染後の症状を軽くするものであり、最近は体温が36度台のインフルエンザの方が多く見られます。
そのほか成人に必要な予防接種は、
麻疹(はしか)
水痘(水ぼうそう、帯状疱疹と共通)
風疹
ムンプス(おたふく)
65歳以上では、
肺炎球菌ワクチン(5年おき)
があります。
麻疹、水痘、風疹、ムンプス(メジャー4)は、子供の頃にかかった人でも2?30年すると抗体価が下がってきます。
特に麻疹(麻疹)と水痘(2回目は帯状疱疹として発症する)は成人後にかかると大変重症化する場合が多く、特に子供と接触する機会のある方は、4種類の抗体価を調べてみることをお勧めします。血液検査で1週間ぐらいでわかります。
もし抗体が少ない場合はすぐにワクチン接種が必要です。
現在麻疹と風疹は混合ワクチン(MRワクチン)になりましたので、どちらか一方の抗体がない方でも両方のワクチンを打ちます。4種類全部抗体がない方は3本のワクチンを同時に打ちます。
値段はホームページをご参照ください(。
注射はいくつになっても嫌なものですが、病気になれば4-5日は辛い思いをします。ワクチンは医師が必要と認めれば同時に接種できます。
追記(2021-01-29)肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)は日本では5年おきに定期接種の案内が来ますが、接種は1度だけです。何度も打つ必要はありません。喘息や糖尿病などをお持ちの方は、それに加えて小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー13)を接種することをおすすめします。CDC | 厚労省ちらし(pdf)
以上です。